3月11日、東日本大震災から14年が経ちました。
昨年は、能登半島地震、豊後水道地震、日向灘地震など、大きな地震が立て続けに発生し、地震や津波などの怖さをあらためて感じました。
きっと皆さんの多くが、自分の身の安全はもちろん、「どうしたら家族である愛犬を守り、一緒に避難できるのか?」と考えているはずです。そして、「今すぐ準備を始めよう」と“もしものとき”への意識を高めているのではないでしょうか。
このトークショーでは、あなたの手で愛犬を守るためにやっておきたい“5つの行動”について、お話いたします。
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地震が起きた! その瞬間、絶対に「やってはいけない」こと
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命をつなぐアイテム――これだけは持って逃げて!
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お散歩や遊びを“楽しみながら”できるようになる“緊急時の行動”、避難コース選び
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自宅・車・テント・避難所……愛犬と避難生活を送るときは、ここに気をつけて!
- あなたの避難所は大丈夫? 同行避難と同伴避難の違いを知っていますか
なかでも「命をつなぐアイテム」では、皆さんの家にある“あの”アイテムについて説明するとともに、準備しておきたい「愛犬用・非常用袋」にも触れ、その中身を実際にお見せしながら解説します。さらに、
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避難所で“役立つキャリーバッグ”とそうではないもの
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ここから入手して!災害時、信頼できる情報の見極め方
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愛犬の保護を語る「詐欺にあう人・あわない人」
など、具体的なアドバイスもします。
講師は、東日本大震災時に宮城県石巻市で1頭のゴールデン・レトリーバーが被災者とともに避難生活を送った実話を取材し書籍化した著者。能登半島地震の情報もふまえながらのお話です。
災害時に、あなたの手で愛犬を守れます。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。
開催日時 / 場所
4月12日(土)13日(日)両日共に13:30〜 / メインステージ(中野セントラルパーク内)
講師プロフィール
丹由美子
愛犬と人の「心」をつなぐ編集&ライター
書籍出版社に入社し、編集した『イヌの言葉がわかる本』がロングセラーとなる。その経験と人脈を活かして独立し、取材・執筆活動を続ける中、東日本大震災で最多の死者・行方不明者を出した石巻市の避難所で、唯一、一緒の部屋で避難生活を送ることを許された犬と人の実話をまとめた『スヌーパー 君がいた40日』(山と溪谷社)を出版。Yahoo!ニュースのPV数が1位になるなど、大きな注目を集める。
現在も、石巻市の獣医師、家庭犬インストラクターなどと連携を取りながら、いつかやってくるかもしれない災害発生時に、愛犬を守るための準備と心得の普及に努める。
能登半島地震の取材活動も行っている。
【保有資格】
ペット防災危機管理士1級
ペット防災生活アドバイザー
ペット防災アンバサダー(全日本動物専門教育協会)
Instagram @yumikotan.dog
『スヌーパー 君がいた40日』ってどんな本?
2011年3月11日、未曾有の揺れと巨大な津波が東日本を襲いました。宮城県石巻市のある小学校では、家を失った数十人と1頭のゴールデン・レトリーバー「スヌーパー」が避難生活をしていました。
避難所では「ペットが飼い主(人間)と一緒の部屋で避難生活を送ることは禁止」というルールだったにも関わらず、なぜ可能になったのでしょうか?
それはスヌーパーが被災者たちの心を支え、生きる勇気をくれる、かけがえのない「仲間」だったからです。
そんな感動の実話から、災害時の心得と行動を知ることができる本です。